関連情報:「OPA+テクノロジー」の30年 / 「二酸化塩素」との20年
スライドは、「きた産業の100年」から引用
- きた産業は、1987年、お酒の「加熱機能付き容器」の生産を開始しました。
- 石灰(CaO)と水(H2O)を混ぜると化学反応で発熱します。加熱機能付き容器は「石灰」と「水」を別々に収納しておき、ワンプッシュで混合させる機構を内蔵した缶パッケージで、「OPA+テクノロジー」の基礎となるものです。
- 加熱機能付き容器は、2011年まで、累計で6,000万缶以上を生産しました。
- きた産業は、地ビール解禁当初の1995年から、関連機器の輸入を始めました。アメリカ製のビール樽洗浄機を輸入する時、アメリカの多くのクラフトビール醸造所で、ビール樽の内部洗浄に、蒸気の代わりに二酸化塩素を使っているのを知りました。
- アメリカでは二酸化塩素が安全な殺菌剤として、醸造所だけでなく、水産、畜産、家庭用など様々な分野で使われていました。きた産業は、1997年から日本でビール醸造所向け殺菌剤として二酸化塩素を販売開始。徐々に認知され、また日本の法律の適用範囲も拡大され、20年以上経過した今、販売量は年々拡大しています。
- 一方、医療分野向けに、病院のマットレスを加熱殺菌する装置を開発していましたが、その一部として1999年に「ステリ缶」を開発しました。お酒の「加熱機能付き容器」の反応水を二酸化塩素とし、殺菌スチームを発生させるものでした。
- 「ステリ缶」の技術を元に、自動車用品大手のカーメイト社が自動車用消臭剤「スチーム消臭」を上市。2000年の発売以来、20年改良を続け、今も生産拡大が続くロングセラー商品です。生産は当社が担当しています。
- きた産業には「OPA+テクノロジー」の生産と品質管理について30年以上のヒストリーとノウハウがあります。二酸化塩素の販売開始から20年以上の様々な蓄積があります。これらの長年の経験とノウハウが「新しい除菌剤プロジェクトOPA+」に生かされています。
“Steri-Can”, Chlorine dioxide fumigator, launched in 1999 :
The ancestor model of “OPA+ Cup Disinfector” in 2020
The ancestor model of “OPA+ Cup Disinfector” in 2020